結論
ホームページの問い合わせ数は「訪問数×問い合わせ率」なので、どちらが足りないかを自社の数値で見分けてから直します。訪問はあるのに問い合わせが少ないなら、計測が実数と合うかを確かめた後、減っている段階に合わせて導線・フォーム・信頼の材料を点検します。業界平均ではなく、同じサイトの前後の件数で効果を判断します。
この記事でわかること
問い合わせが少ない原因を、訪問数と問い合わせ率のどちらで見分けるか GA4とSearch Consoleのどの画面で、離脱しているページを見つけるか 導線・フォーム・信頼の材料で確かめる項目(Google公式ヘルプとweb.devの指針から) 問い合わせ型、予約・来店型、EC型で点検の重点がどう変わるか 訪問数が少ないときの入口ごとの確認場所と、社内で直せる作業の範囲 ホームページの問い合わせを増やすには、訪問する人を増やす(流入) ことと、訪問した人のうち問い合わせる人の割合(問い合わせ率)を上げる ことを分けて点検し、足りないほうから手を付けます。アクセスはあるのに問い合わせが来ない場合は、計測が正しいかを確かめたうえで、離脱しているページ→問い合わせへの導線→フォーム→信頼の材料の順に直します。
Google 広告ヘルプは、広告のリンク先のページについて、広告やキーワードと内容を一致させること、ユーザーが希望する行動をすばやく簡単に実行できるようにすること、重要な情報をページの上部に置くこと、モバイルでは問い合わせを簡単にすることを勧めています(Google 広告ヘルプ:広告とランディング ページを最適化する )。
広告のリンク先についての推奨ですが、検索やSNSから来た人が最初に開くページにも同じ考え方で点検できます。フォームについては、web.dev(Googleが運営するウェブ制作者向けのサイト)が項目・ラベル・エラー表示の指針を示しています。
この記事は、こうした公式資料で確認できることを根拠に、問い合わせ型、予約・来店型、EC型に当てはめた点検手順を示します。「業界平均の問い合わせ率」のように一次資料で確かめられない数値は使わず、自社の数値を改善の前後で比べます。点検項目と画面の名称は、2026年10月11日時点の公式情報に基づきます(Google 広告ヘルプ、アナリティクス ヘルプ、Search Console ヘルプ、web.dev)。
問い合わせ数は「訪問数×問い合わせ率」に分けて考える 問い合わせ数は、訪問数(流入)と問い合わせ率の掛け算です。問い合わせ率はCVR(コンバージョン率:訪問のうち問い合わせなどの成果に至った割合)とも呼ばれます。CVR改善やLPO(ランディングページ最適化:入口になるページを直して成果の割合を上げること)は問い合わせ率を上げる取り組みで、SEO(検索エンジン最適化)・MEO(地図検索の対策)・広告・SNSは主に訪問数を増やす取り組みです。
どちらから直すかは、いまの状態で決まります。件数が実際と合わなければ計測、訪問数そのものが少なければ入口、訪問はあるのに問い合わせが少なければ導線・フォーム・信頼の材料から手を付けます。
状態 先に見るところ 主な打ち手 件数が分からない・実際と合わない 計測の設定と実際の受信件数 先に計測を直す(手順1) 訪問数そのものが少ない 流入元ごとの訪問数、検索での表示回数 検索・地図検索・広告・SNSで入口を増やす 訪問はあるのに問い合わせが少ない 入口のページと、問い合わせまでの経路 導線・フォーム・信頼の材料を直す(手順2〜5) 問い合わせはあるが商談・成約につながらない 流入元ごとの問い合わせの内容 呼び込んでいる相手と、ページで伝える内容を見直す
問い合わせ率の業界平均は、この記事の調査では公的な統計で確認できなかったため、この記事では他社の数値と比べず、同じサイトの中で「訪問は多いのに問い合わせが少ないページ」「流入元ごとの差」を比べて直す場所を絞ります。どの状態でも、最初に計測を確かめてから、訪問数と問い合わせ率のどちらを直すかに分かれます。
図1 問い合わせを増やすための点検の順番。問い合わせ数=訪問数×問い合わせ率の定義をもとに、確かめる順に並べたもの(Framework作成) 手順1:問い合わせを正しく数えられているか確かめる 最初に、問い合わせの送信完了がGA4(Google アナリティクス 4)のキーイベントとして記録され、その件数が実際に届いた件数と合っているかを確かめます。
GA4では、問い合わせの送信完了のように、ビジネスの成果にとって特に重要な行動を測るイベントを「キーイベント」と呼び、Google広告ではこのキーイベントを元にコンバージョンを作成できます(アナリティクス ヘルプ:Google アナリティクスのコンバージョンとキーイベント )。
フォームの送信完了が、GA4のキーイベントとして記録されているか GA4の件数と、実際に届いた問い合わせメールや管理画面の件数を月ごとに突き合わせ、大きくずれていれば先に設定を直す 電話・LINE・予約システムなど、フォーム以外の経路をどう数えるかを決める。Google広告から来た人の電話は、サイトの電話番号をGoogle広告専用転送電話番号に置き換える方法で計測できます(転送電話番号に対応した国の場合。Google 広告ヘルプ:ウェブサイトに掲載された電話番号への問い合わせのトラッキングを設定する )。測れない経路は、受付のときに何を見て連絡したかを聞いて記録する 問い合わせのうち、商談・来店・成約につながった件数も記録する フォームの件数には電話・LINE・予約システムからの問い合わせが入らないので、電話や予約が中心の業態では、フォームの件数だけを比べても問い合わせ全体の増減は分かりません。何を成果として測り、商談・成約をどこで記録するかはコンバージョン計測の設計 で整理しています。
手順2:どのページで離脱しているかを見る 離脱しているページは、GA4のランディング ページ レポートで「訪問が多いのにキーイベントが少ない入口のページ」を、ファネルデータ探索で「フォームを開いたのに送信していない段階」を探して見つけます。流入元と検索での見つかり方も合わせて、GA4 と Search Console の標準の機能で確かめられます。
見るもの 開く場所 分かること 流入元 GA4[レポート]>[集客]>[トラフィック獲得] 検索・広告・SNSなど流入元ごとの訪問とキーイベント 入口のページ GA4[レポート]>[エンゲージメント]>[ランディング ページ] 最初に開かれたページごとのセッション(訪問)数とキーイベント 問い合わせまでの段階 GA4[探索]の[ファネルデータ探索] 入口→サービス・料金→フォーム→送信完了のどこで減るか 検索での見つかり方 Search Consoleの検索パフォーマンス 検索語・ページ・デバイス別のクリック数・表示回数・CTR(クリック率)・掲載順位
根拠:GA4 トラフィック獲得レポート 、GA4 ランディング ページ レポート 、GA4 ファネルデータ探索 、Search Console 検索パフォーマンス レポート 。ファネルデータ探索は、成果に至るまでの段階を図で表示して各段階でのユーザーの動きを確かめ、途中で離れてしまう経路の改善に使う機能です。
入口のページで減っていれば導線と伝える内容(手順3・5)から、フォームを開いた後で減っていればフォーム(手順4)から直します。Search Consoleでは検索からのクリックをデバイス別にも分けて見られるので、スマホからのクリックが多いページは、手順3・4のスマホの項目から確かめます。
図2 どの段階で減っているかで、直す手順を選ぶ。アナリティクス ヘルプ「[GA4] ランディング ページ レポート」「[GA4] ファネルデータ探索」をもとに、確かめる順に並べたもの(Framework作成) 手順3:問い合わせへの導線を見直す(リンク・電話・予約) 問い合わせへの導線(入口のページから問い合わせ・電話・予約にたどり着くまでの経路)は、訪問者が探さなくても次の行動を見つけられるかで点検します。
Google 広告ヘルプは、ユーザーが希望する行動をすばやく簡単に実行できるようにすること、重要な情報をページの上部に置くこと、広告文の行動を促す文言をリンク先のページにも反映させることを勧め、具体的で明確な行動を促す文言はユーザーに何を期待できるかを伝えるとしています(Google 広告ヘルプ:広告とランディング ページを最適化する )。
導線は、問い合わせページへのリンクの位置、ボタンの文言、スマホでの電話の発信、予約までの経路の4点で確かめられます(Google 広告ヘルプの内容を、Frameworkがページで確かめやすい項目に並べたもの)。
入口になっているページ(サービスページ・ブログ記事・料金ページ)から、問い合わせページへのリンクがあるか。ページの最後まで読まないと見つからない位置になっていないか ボタンの文言が、押した後に起きることを表しているか(例:「無料で見積もりを依頼する」「来店日を予約する」)。検索結果や広告で示した内容と、ページの文言が一致しているか スマホで電話番号をタップして発信できるか(Google 広告ヘルプは、モバイルサイトでは問い合わせを簡単にすることを勧めています) 予約・来店型では、メニューや料金のページから予約の画面まで迷わず進めるか 広告のリンク先として専用のページ(LP、ランディングページ)を作る場合の設計と費用の考え方は、ランディングページ制作の費用と設計原則 で扱っています。
手順4:フォームを点検する(項目・エラー表示・スマホ入力) フォームを開いた数に対して送信完了が少ないときは、項目の数、ラベル、必須の表示、エラーの出し方、スマホでの入力、ボタンの大きさの6点を点検します。フォームの改善はEFO(入力フォーム最適化)とも呼ばれます。6点のうち項目の数は web.dev の登録フォーム向けの指針、残りの5点はフォーム全般の指針で、いずれも問い合わせフォームに当てはめて確かめられます。
項目を減らす :web.dev は登録フォームについて、求める情報はできるだけ少なくするよう勧めています(web.dev:登録フォームのベスト プラクティス )。問い合わせフォームにも当てはめるなら、各項目を「これがないと最初の返信ができないか」で見直し、詳しい要望は返信のやり取りで聞く方法があります。ラベルを入力欄の上に置き、1列で並べる :すべての入力欄にラベル(label要素)を付け、入力欄の上に置き、1列で並べることが勧められています(web.dev:フォームのデザインの基本 )。入力欄の中の薄い文字(プレースホルダ)は入力内容のヒントを示すためのもので、ラベルの代わりに使わないよう同じ資料で注意されています。必須項目と入力の仕方を示す :どの項目が必須か、どう入力すれば受け付けられるかが分かるようにします(フォームのデザインの基本 )。スマホで入力しやすくする :入力欄のtype属性によって、スマホに表示されるキーボードが変わります。メールアドレスにはtype="email"、電話番号にはtype="tel"のように内容に合った種類を指定し、autocomplete属性(autocomplete="email"など)で自動入力を使えるようにします(フォームのデザインの基本 、登録フォームのベスト プラクティス )。エラーは入力欄の隣に、直し方とともに出す :エラーメッセージは該当する入力欄の隣に表示し、値が入力された直後に、問題と解決方法をその場で示すことが勧められています(フォームのデザインの基本 、登録フォームのベスト プラクティス )。ボタンを押しやすくする :ボタンのタップ領域は48ピクセル以上が推奨されています。入力欄どうしの間隔も十分にとります(フォームのデザインの基本 )。図3 問い合わせフォームで点検する6つの点。web.dev「Learn Forms:デザインの基本」「登録フォームのベスト プラクティス」をもとに作成(Framework作成) 誰でも使えるフォームにする観点(ウェブアクセシビリティ)は、デジタル庁が公開しているウェブアクセシビリティ導入ガイドブック で全体像を確認できます。フォームの実装を変える場合は、変更後にスマホとパソコンの両方で実際に送信して、届いた内容と計測を確かめます。
項目ごとに残すか外すかの判定、GA4で入力開始と送信の人数を測る方法、送信ボタンの前に個人情報の利用目的を示す位置は、EFO(入力フォーム最適化)の点検表 で詳しく扱っています。
どの段階で問い合わせが止まっているかを、GA4とSearch Consoleの数字から一緒に確かめ、直す順番を整理します。
無料相談を申し込む↗ 手順5:信頼の材料をそろえる(会社情報・料金・事例) 問い合わせの直前に読まれるページ(サービス・料金・会社概要・フォームの周辺)には、会社の情報、料金の決まり方、掲載許可のある事例、問い合わせ後の流れをそろえます。
Google 広告ヘルプは、宣伝する商品やサービスについて有益で独自性のある情報をランディング ページに載せ、商品やサービスに関する情報をオープンにすることを勧め、例として他のユーザーの率直な意見を伝えるクチコミの追加を挙げています。広告で「20% オフ」とうたったなら、その割引価格で購入できるページにする、という例も示しています(Google 広告ヘルプ:広告とランディング ページを最適化する )。
問い合わせの前に確かめる材料のうち、サービスの内容、広告や検索結果で示した条件、お客様の声の3つはこの推奨に当たり、連絡先と問い合わせ後の流れ、料金の決まり方の2つは、この記事の判断基準として足したものです。
材料 確認すること 根拠 サービスの内容 何を提供し、どんな場合に役立つのかが、入口のページで分かるか Google 広告ヘルプ(商品やサービスに関する情報をオープンにする) 広告や検索結果で示した条件 広告や検索結果で示した料金・割引・無料相談などの条件を、ページで確かめて申し込めるか Google 広告ヘルプ(広告で示した割引価格で購入できるページにする例) お客様の声 実際のお客様の意見を、載せる表現の根拠を確かめたうえで載せているか Google 広告ヘルプ(クチコミの追加の例)、景品表示法(下の段落) 連絡先と問い合わせ後の流れ 所在地・電話番号などの連絡先と、問い合わせの後に返信がどう届くかが書かれているか この記事の判断基準 料金の決まり方 金額を決められるものは示し、案件で変わる場合は何で金額が決まるかと見積もりの流れを書いているか この記事の判断基準
表の4・5行目は、Google 広告ヘルプが「サイト内をあちこち探さなくても、必要な情報がすぐに見つかるように」するとしている点を、問い合わせの前に確かめたい情報に当てはめた、この記事の判断基準です(公式資料が会社情報や料金の載せ方を定めているわけではありません)。
実績の数値や「No.1」のような表現は、根拠を確認できるものだけにします。景品表示法は、商品・サービスの品質などを実際よりも著しく優良であると示す表示を優良誤認表示として禁止しており、消費者庁は表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めることができます(消費者庁:優良誤認とは )。個別の表現が当たるかどうかの判断は、この記事では扱いません。「満足度No.1」の根拠となる調査の条件や、条件・例外の注記の置き方は「No.1」「満足度◯%」の表示ルールと打消し表示の点検表 にまとめています。
業態で変わるのは、問い合わせの手段と確かめたい情報 問い合わせ型は相談・見積もりのフォームと電話、予約・来店型は予約システムと電話、EC型は購入が主な成果になるため、導線・フォームで見るところと信頼の材料も業態ごとに変わります。
業態 主な問い合わせ手段 導線・フォームで見るところ 信頼の材料 問い合わせ型(工務店・リフォーム・士業) フォーム・電話 施工例や業務内容のページから相談・見積もり依頼へ進めるか。初回に聞く項目を絞れているか 対応エリア、料金の決まり方、資格・登録の情報、相談の流れ 問い合わせ型(BtoBサービス) フォーム(相談・資料請求) サービス・料金・事例のページからフォームへ進めるか。相談と資料請求の入口を分けるか 提供範囲、料金体系、導入までの流れ、掲載許可を得た事例 予約・来店型(店舗・美容室・クリニック) 予約システム・電話 スマホでメニューから予約まで迷わず進めるか。電話番号をタップで発信できるか 所在地・アクセス、営業時間・休業日、メニューと料金 EC型(ネットショップ) 購入(問い合わせはフォーム・メール) 商品ページからカート・購入完了までのどこで減るか(ファネルデータ探索) 事業者の情報、送料・返品の条件
表は点検の重点の例で、業態ごとの問い合わせ率の目安は一次資料で確認できないため入れていません。EC型の購入完了までの改善はこの記事の範囲外で、問い合わせの導線とフォームの点検だけが当てはまります。
不動産会社で、ポータルサイトと自社サイトのどちらを反響の入口にするかは、不動産の反響獲得をWebで増やす方法 で反響の種類ごとに整理しています。
予約・来店型や訪問型の事業は、ホームページに加えて地図検索の入口も確かめます。
ユーザーが近くの店舗や場所を検索するとGoogleマップとGoogle検索にローカル検索結果が表示され、そこに出る情報はGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)で管理できます(Google ビジネス プロフィール ヘルプ:Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント )。整え方はMEO対策の基本:Googleビジネスプロフィールで地域から集客する方法 で解説しています。
訪問数が少ないなら、ページより先に入口を増やす 問い合わせ数=訪問数×問い合わせ率なので、訪問数が少ないサイトでは、問い合わせ率を同じだけ上げても増える件数は小さくなります。訪問数が10倍違えば、同じ0.5ポイントの改善で増える件数も10倍違います(数値は説明のための仮定)。
訪問数(月) 問い合わせ率1.0% 問い合わせ率1.5% 増える件数 300訪問(仮定) 3件 4.5件 +1.5件 3,000訪問(仮定) 30件 45件 +15件
入口ごとに確認する場所が違います。どの入口から増やすかを費用・時間・社内の作業で比べる方法はWeb集客の方法と選び方 で整理しています。
検索 :Search Console の検索パフォーマンスで、どの検索語・ページが表示され、クリックされているかを確かめます(Search Console ヘルプ:検索パフォーマンス レポート )。Googleは、検索結果のタイトルリンク(見出し)とスニペット(説明文)はユーザーがクリックするかを判断する材料になるとし、タイトルリンクにはページのtitle要素(タイトル テキスト)や見出しを、スニペットには主にページの内容を、ときにメタ ディスクリプションを使うとしています(Google 検索セントラル:SEO スターター ガイド )。そのため、表示回数はあるのにクリックが少ないページは、title要素とページの冒頭の内容が見直しの候補です。地図検索 :地域で集客する業態は、前の章で紹介したGoogleビジネスプロフィールの情報を整えます。広告 :CPA(顧客獲得単価:問い合わせ1件あたりの広告費)は広告費÷問い合わせ数なので、広告で訪問を増やしても問い合わせ率が低いままではCPAが高くなります。たとえば月10万円の広告費で1,000訪問(1訪問100円)なら、問い合わせ率1.0%で10件・CPA1万円、1.5%で15件・CPA約6,667円です(数値は仮定)。月数万円でも数十万円でも、同じ広告費のまま問い合わせ率が1.5倍になれば、CPAは3分の2になります。改善の進め方はCPA(顧客獲得単価)を改善する方法 、少額で始める場合の予算の考え方はMeta広告の予算はいくらからかを学習期間から逆算する記事 を参照してください。SNS :プロフィールや投稿からホームページへ来た人が、どの入口のページに着いているかを、GA4のランディング ページ レポートで確かめます。文言とリンクは社内で直せ、コードの編集は外部に頼むか判断する ページの文章やフォームの管理画面で変えられる作業は社内で進められ、HTMLやタグを編集する作業は外部に頼むかを判断する対象です。Google 広告ヘルプも、電話番号の計測タグを自分で追加する方法は高度な設定なので JavaScript の扱いに慣れている人にだけ勧めるとしています(Google 広告ヘルプ:ウェブサイトに掲載された電話番号への問い合わせのトラッキングを設定する )。
作業 変える場所 判断の目安 ボタンの文言の変更・リンクの追加 ページの文章 更新画面で変えられれば社内で進める フォームの項目を減らす フォームの設定 フォームの管理画面で変えられれば社内で進める type・autocompleteの指定、エラー表示 HTML・プログラム コードを編集できる人がいなければ外部に頼む キーイベント・電話の計測の設定 GA4の管理画面・タグ タグの追加が必要なら外部に頼むかを判断する サイト全体の構成の作り直し サイト全体 設計から実装までを含む作業として見積もる
外部に頼む場合の費用は、調査・設計、制作・実装、計測の設定、公開後の改善のどこまでを含むかで変わるため、見積もりではこの内訳を確認します。見積もりの行ごとに確かめる点と、契約前に決める著作権・ドメインの名義はホームページ制作の依頼前に決めること で整理しています。
サイト全体を作り直してページのURLが変わる場合は、検索からの訪問を新しいURLへ引き継ぐ作業も必要になり、その手順はホームページリニューアルで検索順位を落とさない手順 にまとめています。Frameworkでは、サイトの構成から問い合わせまでの導線を設計するWebサイト制作 と、効果検証で見つかった課題を改善の仮説と検証計画にまとめる改善提案 を支援しています。
まとめ 問い合わせが来ないと感じたら、まずGA4のキーイベントの件数と、実際に届いた問い合わせの件数を同じ月で並べてください。件数が合っていれば、ランディング ページ レポートとファネルデータ探索で入口→フォーム→送信完了のどこで減っているかを確かめ、減っている段階に対応する手順から直します。直した後は、変更前と同じ日数の期間で件数を比べて、サイト改善の効果を確かめます。
よくある質問
問い合わせフォームの項目は、いくつまでに減らせばよいですか? 問い合わせフォームの項目数について、Googleの資料に上限の個数は示されていません。web.dev「登録フォームのベスト プラクティス」は、登録の時点では求める情報をできるだけ少なくするとしており、個数ではなく項目ごとの必要性で決める考え方です。問い合わせフォームに当てはめるなら、最初の返信に使わない項目は任意にするか外します。「5項目以内」のような個数の目安は、一次資料で確認できないため使っていません。
SEOの対策をしてから問い合わせが増えるまで、どのくらいかかりますか? Google検索セントラル「SEO スターター ガイド」は、変更が検索結果に反映されるまでの時間を数時間から数か月とし、一般には数週間待ってから良い影響があったかを確かめるとよいとしています(2026年10月11日時点)。同じガイドは、変更すれば必ず目に見える変化が現れるわけではないとも書いています。問い合わせが増えるまでの期間は公式には示されていないので、Search Consoleで表示回数とクリック数の変化を見てから、問い合わせの件数を同じ日数の前後で比べます。
スマホで電話番号をタップしてかけてきた人を、問い合わせとして数えられますか? Google広告から来た人の電話は、Google 広告ヘルプ「ウェブサイトに掲載された電話番号への問い合わせのトラッキングを設定する」の方法で数えられます。サイトの電話番号をGoogle広告専用転送電話番号に置き換えるタグを設置し、設定した時間より長い通話をコンバージョンとして記録する仕組みで、転送電話番号に対応した国で使えます。広告以外から来た人の電話はこの方法の対象外なので、受付のときに何を見て連絡したかを聞いて記録します。 どの段階で問い合わせが止まっているかを、GA4とSearch Consoleの数字から一緒に確かめ、直す順番を整理します。
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