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Meta広告

Meta広告の始め方:出稿前の準備から配信開始までの6ステップ

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結論

Meta広告は、アカウントの用意・支払い方法の登録・計測の準備・広告マネージャでの作成・審査・配信後の確認の6手順で始められます。支払い設定は最初の広告で選んだ支払い方法で決まり、審査はほとんどが24時間以内です。成果にあたるイベントを決めて計測できるようにしてから配信します。

この記事でわかること

  • 始める前にそろえる7つのものと、6つの手順の全体像
  • ビジネスポートフォリオを自社で作り、外部にはパートナーとしてアクセスを渡す理由
  • 最初に選ぶ支払い方法で決まる自動決済・利用可能残高と、広告アカウントの上限予算
  • 業態別に成果として計測する標準イベントと、キャンペーンの目的の選び方
  • 審査から配信開始までのステータスと、配信が始まらないときに確かめる順番

Meta広告(Facebook広告・Instagram広告。いわゆるインスタ広告)は、①Facebookページ(Instagramにも出すならInstagramプロアカウント)と広告アカウントを用意する、②支払い方法を登録する、③Metaピクセルなどで問い合わせや購入を計測できるようにする、④広告マネージャでキャンペーン・広告セット・広告を作る、⑤公開して審査を待つ、⑥配信後にステータスと結果を確認する、の6つの手順で始められます。

広告マネージャで広告を掲載するには、ビジネスのFacebookページ(または他の人のページの管理者・編集者・広告管理者の権限)と有効な支払い方法が必要です(Meta:広告アカウントを作成する方法)。公開後の審査は、ほとんどの広告で24時間以内に終わります(Meta:審査中の広告について)。

この記事は、2026年10月10日時点の公式情報に基づきます。画面の名称や手順は変わることがあるため、操作の前に広告マネージャの表示とMetaのヘルプを確かめてください。各手順の内容はMetaの公式ヘルプのもので、この記事では、少額から自社で始める事業者が手順の中で決めること(ビジネスポートフォリオの持ち方、支払い方法、何を成果として計測するか、業態ごとの最初の設定、配信が始まらないときの確認順)を整理しています。

Meta広告は6つの手順で始められ、事前に7つのものをそろえる

Meta広告を始める手順は、アカウントの用意、支払い方法の登録、計測の準備、広告の作成、公開と審査、配信後の確認の6つで、Facebookのアカウント・Facebookページ・支払い方法など7つのものが手順の途中で必要になります。

Meta広告を始める6つの手順(アカウントの用意、支払い方法の登録、計測の準備、広告の作成、公開と審査、配信後の確認)を順に示した図
図1 Meta広告を始める6つの手順。Metaビジネスヘルプセンターの各ページをもとに作成(Framework作成)

7つのうち、Facebookページと支払い方法は、広告マネージャで広告を掲載する前に必ず用意が必要です(Meta:広告アカウントを作成する方法)。

用意するもの使う手順補足
Facebookのアカウント(個人のプロフィール)手順1ビジネスポートフォリオや広告マネージャを使うために必要です
ビジネスのFacebookページ手順1・4広告の名義になります。広告マネージャで広告を掲載する前に必要です
Instagramプロアカウント手順1・4Instagramの名義でも広告を出す場合に、ビジネスポートフォリオへ追加します
ビジネス用のメールアドレス手順1ビジネスポートフォリオの作成時に入力し、確認のメールが届きます
支払い方法(クレジットカードなど)手順2最初の広告を公開する前に登録が必要です
自社サイトを編集できる人・手段手順3Metaピクセルの設置に使います(連携できるサービスなら編集が不要な場合もあります)
広告の画像・動画、文章、リンク先のページ手順4リンク先は、問い合わせ・予約・購入ができるページにします

手順1:ビジネスポートフォリオは自社で作り、外部にはパートナーとして渡す

Meta広告を始める手順1では、ビジネスのFacebookページと広告アカウントを用意し、将来運用を外部に任せる可能性があるなら、ビジネスポートフォリオを自社で作って、外部の担当者にはパートナーとしてアクセスを付与する形にします。

Metaのヘルプでは、ビジネスアセット(Facebookページ・Instagramアカウント・広告アカウント・Metaピクセルなど)は1つのビジネスポートフォリオにしか所属できず、広告会社などのパートナーには必要なアセットへのアクセスを付与できるとされています(Meta:ビジネスポートフォリオを作成する、Meta:ビジネスポートフォリオにパートナーを追加する)。

所属が1つだけという定義なので、外部の担当者のポートフォリオで広告アカウントを作ると、その広告アカウントは自社のポートフォリオに入りません。自社のポートフォリオに置いてアクセスだけを渡す形なら、依頼先を変えてもアセットの所属は変わりません。

自社のビジネスポートフォリオにFacebookページ・Instagramアカウント・広告アカウント・Metaピクセルが所属し、広告会社などのパートナーには必要なアセットへのアクセスだけを付与する関係を示した図
図2 ビジネスポートフォリオとパートナーの関係。Meta「ビジネスポートフォリオを作成する」「ビジネスポートフォリオにパートナーを追加する」をもとに作成(Framework作成)

広告アカウントはFacebookに登録すると1つ付与され、支払いが確認されるまでは作れる広告アカウントが1つに制限されます(Meta:広告アカウントを作成する方法)。

ビジネスポートフォリオは、ビジネスアセットと、それにアクセスする人の権限をまとめて管理する仕組みで、パートナー・代理店との連携や月極請求書払いの登録にも使います(Meta:ビジネスポートフォリオについて)。Metaのヘルプの一部には、旧来の「ビジネスマネージャ」という表記も残っています(Meta:Metaピクセルについて)。作成の手順は次のとおりです(Meta:ビジネスポートフォリオを作成する)。

  1. business.facebook.com にFacebookのアカウントでログインする
  2. 左上の[ホーム]の下にあるドロップダウンメニューから[ビジネスポートフォリオを作成]をクリックする
  3. ビジネスポートフォリオの名前(ビジネスの公式名称に合わせる)、氏名、ビジネスのメールアドレスを入力して作成する
  4. 届いたメールで、ビジネスのメールアドレスを確認する

作成後に、Facebookページ・Instagramアカウント・広告アカウント・Metaピクセルなどを追加します。Instagramアカウントは、ビジネスポートフォリオの[設定]から[アカウント]→[Instagramアカウント]→[追加]と進んで追加でき、Instagramのプロアカウントが必要です。追加すると、新しいキャンペーンではInstagramが自動的に配置先に含まれます(Meta:ビジネスポートフォリオにInstagramアカウントを追加する)。

新しく作ったビジネスポートフォリオや広告アカウントでは、不正利用を防ぐため一部の広告機能をすぐに使えない場合があり、使える機能と必要な対応は[ビジネスサポートホーム]で確認できます(Meta:広告アカウントを作成する方法)。依頼先を選ぶときの確認点は広告運用代行の選び方、外部に任せたときの広告費の支払い経路・請求書・アカウントの名義は広告運用代行の費用(支払い経路と請求書・アカウント名義)で整理しています。

手順2:支払い方法は最初の広告で決まるため、先に社内で決める

Meta広告の支払い設定は、最初の広告を作るときに選んだ支払い方法で「自動決済」か「利用可能残高」かが決まり、どちらかに固定される場合もあるため、カード払いにするか前払いにするかを先に社内で決めてから登録します(Meta:Meta広告で利用できる支払い方法)。

最初の広告で選ぶ支払い方法が、クレジットカード・PayPalなら自動決済、手動決済方法なら利用可能残高になり、選んだ設定に固定される場合があることを示した図
図3 最初に選ぶ支払い方法で決まる支払い設定。Meta「Meta広告で利用できる支払い方法」「日本(ご利用いただける支払い方法)」「Meta広告の支払い方法」をもとに作成(Framework作成)

日本向けには、クレジットカード(American Express・JCB・Mastercard・Visa。クレジット機能付きデビットカードを含む)、PayPal、地域限定の手動決済方法が案内されています。手動決済方法は、広告アカウントの国が日本・通貨が日本円で、最初に広告アカウントを設定するときに手動決済を選んだ場合にだけ追加できます(Meta:日本で利用できる支払い方法)。

支払い方法は、[請求と支払い]を開き、広告アカウントが1つだけなら左側のメニューの[支払い設定]で[支払い方法を追加]をクリックし、画面の手順に沿って登録します(Meta:広告アカウントに支払い方法を追加する)。

自動決済では、広告費が「支払い単位額」に達した時点か、毎月の請求日に請求されます。支払い単位額は最初は少額に設定され、その後自動的に引き上げられることがあり、1か月に複数回請求されることもあります(Meta:Meta広告の支払い単位額について、Meta:Meta広告の支払い方法)。

広告セットなどに設定する「1日の予算」は1日あたりの平均の金額で、超えてはならない上限ではありません。一方、すべてのキャンペーンを通じた上限額である「広告アカウントの上限予算」を超えて広告が掲載されることはありません(Meta:予算、上限予算、支払い単位額の違い)。広告費の総額に上限を設けたい場合は、1日の予算ではなく広告アカウントの上限予算を設定します。

月にいくら使うか、その予算で何を最適化の対象にするかは、少額予算での予算の決め方(学習期間から逆算する方法)で解説しています。

手順3:配信前に成果のイベントを決め、Metaピクセルで記録する

Meta広告を始める手順3では、問い合わせ・予約・購入のどれを成果とするかを決め、Metaピクセル(必要ならコンバージョンAPIも)で、サイト上のその行動をイベントとして記録できるようにします。Metaピクセルは自社サイトに設置するコードで、記録したイベントは広告の効果測定や、成果につながりやすい人への配信の最適化、オーディエンスの作成に使われます(Meta:Metaピクセルについて)。

計測がないまま配信すると、サイトでの問い合わせや購入が広告からどれだけ生まれたかを、広告マネージャで確かめられません。どの行動を成果とし、商談・成約をどこで記録するかの決め方は、何を成果として測るかの決め方で解説しています。

コンバージョンAPIは、サーバーやウェブサイトプラットフォーム、CRM(顧客管理システム)などからMetaにデータを直接送る仕組みです。Metaはピクセルとあわせて使うことを勧めており、設定方法は複数あって、多くの連携は開発者なしで設定できるとしています(Meta:コンバージョンAPIについて、Meta:Metaピクセルの設定とインストール)。設定は、ピクセルの作成とイベントの設定の2段階です(Meta:Metaピクセルの設定とインストール、Meta:イベントのテストツール)。

  1. イベントマネージャを開き、[データをリンク]→[ウェブ]→[接続]と進み、ピクセルの名前を入力して[ピクセルを作成]をクリックする
  2. サイトのURLを入力し、利用しているサイト構築サービスなどとのパートナー連携が使えるか確認する(使える場合は画面の指示に沿って設定する)
  3. 連携が使えない場合は、[ガイドをチェック](Metaの推奨)か[自分でやる]を選び、[コンバージョンAPIとMetaピクセル]または[Metaピクセルのみ]を選んで設定する
  4. 問い合わせの完了など、成果にあたるイベントを設定する
  5. イベントマネージャの[テストイベント]でサイトを開いて実際に操作し、イベントが記録されるか確認する(データの表示までに30分以上かかる場合があります)

ベースコードの置き方と重複除外は、MetaピクセルとコンバージョンAPIの設定手順と確認方法で解説しています。

成果にあたる標準イベント(Metaがあらかじめ定義しているイベント)は、問い合わせ型ならフォーム送信の「リード」か電話・メール・チャットの「問い合わせ」、予約・来店型なら「スケジュール」、EC型なら「購入」です(Meta:Metaピクセル標準イベントの仕様)。

業態の例成果にあたる行動対応する標準イベント
問い合わせ型(工務店・リフォーム・士業・BtoBサービスなど)フォームの送信/電話・メール・チャットでの連絡リード/問い合わせ
予約・来店型(美容室・整体院・クリニック・飲食店など)来店の予約スケジュール
EC型(ネットショップ)購入の完了(手前の段階はカートへの追加・チェックアウトの開始)購入(カートに追加・チェックアウト開始)

ピクセルを使うときは、健康・金銭・子どもに関するデータなど、Metaが禁止している情報がイベント名・URL・パラメーターに含まれていないか、定期的に確認することが求められています。Metaが禁止対象の例に挙げる健康・金銭・子どもに関するデータに近い業種、たとえば健康に関わるクリニック、お金に関わる金融・保険、子ども向けのサービスでは、予約や問い合わせのページのURL・イベント名にこれらの情報が入っていないかを確かめます(Meta:Metaピクセルについて)。

手順4:広告マネージャで、キャンペーン・広告セット・広告の順に作る

Meta広告マネージャでは、広告を「キャンペーン」「広告セット」「広告」の3つのレベルで上から順に作り、1つのキャンペーンに1つ以上の広告セットが、1つの広告セットに1つ以上の広告が入ります(Meta:Meta広告マネージャでの広告のレベル)。初めて使う場合は[アカウント概要]ページで広告アカウントの設定を進められ、[作成]をクリックすると広告の作成を始められます(Meta:Meta広告マネージャについて)。

1つのキャンペーンの下に広告セットが2つ、それぞれの広告セットの下に広告が2つ入る階層と、各レベルで決めることを示した図
図4 広告マネージャの3つのレベル(広告セット2つ・広告4つの例)。Meta「Meta広告マネージャでの広告のレベル」をもとに作成(Framework作成)

目的はキャンペーンで、配信の対象・場所・予算・期間は広告セットで、名義と見た目は広告で決めるため、同じ広告セットに入る広告はオーディエンス・配置・予算・掲載期間が共通になります(Meta:広告のレベル)。

レベル決めること
キャンペーン広告の目的、購入タイプ(多くの広告主はオークション)、予算をキャンペーン単位と広告セット単位のどちらで設定するか、特別な広告カテゴリに当たるか
広告セットオーディエンス(広告を表示する対象)、配置(表示する場所)、予算(1日の予算または通算予算)、スケジュール
広告名義(FacebookページとInstagramアカウント)、広告フォーマット、クリエイティブ(画像・動画・テキスト・見出し・リンク)

表の内容は、Meta:広告のレベルとMeta:How do I create a campaign in Meta Ads Manager?(英語)に基づきます。表示される項目は、アカウントの種類・購入タイプ・目的によって異なる場合があります。

キャンペーンの目的は、手順3で決めた成果に最も近いものを選ぶ

Meta広告のキャンペーンの目的は、認知・トラフィック・エンゲージメント・リード・アプリの宣伝・売上の6種類で、選んだ目的によって後で選べる最適化の対象が変わるため、手順3で決めた成果に最も近い目的を選びます(Meta:広告の目的を選択する、Meta:How do I create a campaign)。

Metaの説明に照らすと、問い合わせ・資料請求・見積もり依頼を増やすならリード、ネットショップでの購入を増やすなら売上が、成果に最も近い目的です。リードの目的で、Meta内のフォーム(インスタントフォーム)とLPのどちらで問い合わせを受けるかは、Meta広告のリード獲得広告(インスタントフォームとLPの使い分け)で判断の順序を示しています。

目的Metaの説明(要約)使う場面の例
認知広告を覚えてくれる可能性が高い人に、できるだけ多く届ける開業・移転・名称変更を知らせる
トラフィックウェブサイトなど、指定した場所への訪問を増やすサービス紹介ページを読んでもらう
エンゲージメントメッセージの送信や、広告・ページへの反応をしてくれる人を見つけるMessengerなどで相談を受け付ける
リードメッセージ・電話・登録を通じて、見込み客を獲得する問い合わせ・資料請求・見積もり依頼
アプリの宣伝アプリのインストールや、アプリ内での行動を増やす自社アプリがある場合
売上商品やサービスを購入する可能性が高い人を見つける(カートへの追加などに最適化することもできる)ネットショップでの購入

成果の件数が少なく、少ない予算では情報収集期間(いわゆる学習期間)が終わらない場合の目的と最適化の対象の選び方は、少額予算での最適化イベントの選び方で解説しています。

住宅・雇用・金融商品およびサービス、社会問題・選挙・政治に関する広告は、キャンペーンの作成時に[特別な広告カテゴリ]を指定する必要があります。指定するとオーディエンスの選択肢が制限される場合があり、ヘルプに書かれた制限の内容は配信先の国によって異なります(Meta:特別な広告カテゴリの選び方)。住宅の販売・賃貸などを扱う場合は、作成前に確認してください。

広告セットで配信の対象・場所・予算・期間を、広告で見た目を決める

Meta広告の広告セットではオーディエンス(利用者層、興味・関心、行動、カスタムオーディエンス)・配置(Facebookフィード、Instagramストーリーズ、Messengerなど)・予算(1日の予算または通算予算)・スケジュール(開始日・終了日・時間帯)を、広告では名義・フォーマット・クリエイティブを決めます(Meta:広告のレベル)。

目的によっては、広告セットで成果が発生する場所(コンバージョンの場所。ウェブサイト、アプリ、Messengerなど)も選びます(Meta:広告の目的を選択する)。広告セットの数と情報収集期間の関係は、手順2で紹介した予算の記事で、Metaのヘルプをもとに解説しています。

広告では、まず名義として、広告に表示するFacebookページとInstagramアカウントを選びます。広告にはそのページのビジネス名とプロフィール写真が表示されます。次に、新しく広告を作るか、投稿済みのコンテンツを使うかを選び、新しく作る場合はフォーマット(シングル画像または動画、カルーセル、コレクション)を選びます。コレクションには商品カタログが必要です(Meta:How do I create an ad)。

クリエイティブには、画像・動画、本文のテキスト、見出し、説明、リンク先のURLを設定し、プレビューでFacebookフィードやInstagramストーリーズなど配置ごとの見え方を確認してから進みます(Meta:How do I create an ad)。

手順5:公開すると審査に入り、ほとんどは24時間以内に終わる

Meta広告は公開すると審査に入り、2026年10月10日時点のMetaのヘルプでは、ほとんどの広告は24時間以内に審査が完了するものの、さらに時間がかかることもあるとされています(Meta:審査中の広告について)。審査では、画像・動画・テキスト、ターゲット設定、リンク先のページなどがMeta広告規定に照らして確認されます。

公開した広告が審査中、準備中、情報収集中、アクティブと進み、審査中から却下済みになった場合は修正して再公開するか再審査をリクエストする流れを示した図
図5 公開から配信までの主なステータス。Meta「審査中の広告について」「配信ステータスを表示する」「How do I publish an ad in Meta Ads Manager?」をもとに作成(Framework作成)

開始日を指定して公開した場合も、審査は公開後に行われ、配信は指定した開始日から始まります(Meta:審査中の広告について)。そのため、開始日より前に公開しておけば、審査の時間を配信開始の前に取れます。公開後にターゲット設定・クリエイティブ・最適化などを変更すると再び審査が行われますが、入札価格・予算・掲載期間の変更では新たな審査は行われません(同じ出典)。

広告が却下された場合は、違反した規定を説明する通知が届きます。画像・テキスト・リンク先などを修正して再度公開するか、判断が誤っていると考える場合は審査のやり直しをリクエストできます。リクエストは[Metaビジネスサポートホーム]から行います(Meta:How do I publish an ad in Meta Ads Manager?、Meta:審査中の広告について)。却下の理由の探し方と、編集・新しい広告・再審査のどれを選ぶかはMeta広告の審査に落ちたときの確認ポイントと再審査の手順で整理しています。

手順6:配信が始まったら、配信列のステータスを全レベルで見る

配信が始まったMeta広告は、広告マネージャの[配信]列でキャンペーン・広告セット・広告それぞれのステータスを確認し、数字は[チャートを見る]で確認します。ステータスはレベルごとに異なることがあるため、Metaは配信に問題がある場合にすべてのレベルを確認するよう勧めています(Meta:配信ステータスを表示する)。

主なステータスのうち、掲載できない状態を示すのは「却下済み」で、「情報収集が不十分」は十分な結果が得られず情報収集期間が完了していない状態を示します(Meta:配信ステータスを表示する)。

ステータス意味
審査中Meta広告規定に準拠しているか審査している
処理中変更を反映している。通常は数分、変更の内容によっては最大8時間
準備中審査に合格し、表示(インプレッション)が始まる段階
情報収集中配信システムが最適な配信方法を探っている期間。パフォーマンスが安定せず、CPA(成果1件あたりの費用)が悪化する傾向がある
情報収集が不十分十分な結果が得られず、情報収集期間が完了していない
アクティブ通常どおり掲載されている
却下済みMeta広告規定に準拠していないため掲載できない

数字は、[キャンペーン]・[広告セット]・[広告]のいずれかを開き、見たい行で[チャートを見る]をクリックすると、クリックした人数・リーチした人数・費用の推移や、年齢・性別、配置ごとの結果を確認できます。データの反映には短い遅れがあります(Meta:広告の結果を表示して分析する)。

ターゲット設定・クリエイティブ・最適化イベントの変更などの大幅な編集をすると、広告セットは再び情報収集期間に入ります(Meta:大幅な編集と情報収集期間)。大幅な編集のたびに情報収集期間がやり直しになり、情報収集期間の終わりは最後の大幅な編集から1週間以内の約50件の結果が目安です(Meta:情報収集期間について)。

そのため、大幅な編集をしたら、広告マネージャの[前回の大きな変更]列の日付から1週間たってから[結果]列で件数を確かめ、自社で記録している実際の問い合わせ・予約・注文の件数と照らし合わせます。Metaは、情報収集期間が終了するまで広告セットを編集しないことを勧めています(Meta:情報収集期間について)。

情報収集期間と編集の控え方は少額予算での予算の決め方(学習期間から逆算する方法)、配信後に成果1件あたりの費用を下げる手順はCPA(顧客獲得単価)を改善する方法で解説しています。

配信が始まらないときは、どの順で確かめるか

Meta広告の配信が始まらないときは、①すべてのレベルの[配信]列、②却下の通知、③審査中・処理中の経過時間、④掲載開始日、⑤支払いや広告アカウントの制限、の順に確かめます。Meta公式ヘルプの内容を、Frameworkが画面で確かめやすい順に並べたものです。

  1. キャンペーン・広告セット・広告の[配信]列をすべて見る。キャンペーンが「アクティブ」でも、最近変更した広告セットや広告は「審査中」の場合があります(Meta:配信ステータスを表示する)
  2. 「却下済み」なら、届いた通知で違反した規定を確かめ、修正して再公開するか、[Metaビジネスサポートホーム]から審査をリクエストする(Meta:審査中の広告について)
  3. 「審査中」は、ほとんどが24時間以内に終わる。「処理中」は通常数分、変更の内容によっては最大8時間かかる(Meta:配信ステータスを表示する)
  4. 「日時指定済み」なら、広告セットの掲載期間(開始日)を確かめる(同じ出典)
  5. 公開そのものができないなら、支払いの失敗や規定違反で広告アカウントが停止・制限されていないかを確かめる(Meta:How do I publish an ad)

「アクティブ」なのに「情報収集が不十分」と表示される場合の確かめ方は、少額予算での予算の決め方の最後の節で、Metaのヘルプをもとに順番を示しています。

問い合わせ型、予約・来店型、EC型で、最初の設定はどう変わるか

Meta広告の最初の設定は、問い合わせ型ならリードの目的と問い合わせフォームのあるページ、予約・来店型なら予約ページ、EC型なら売上の目的と商品ページが出発点になります。表は、Metaが業種別に定めた設定ではなく、手順3の標準イベントと手順4の目的の説明を、Frameworkが業態ごとに対応させた例です。目的ごとに選べる最適化の対象は、広告マネージャの画面で確認してください。

業態成果として測るもの目的の候補リンク先最初に気をつけること
問い合わせ型(工務店・リフォーム・士業・BtoBサービス)フォーム送信(リード)、電話・メールでの連絡(問い合わせ)リード問い合わせフォームのあるサービス紹介ページ・LP問い合わせの件数が少ないと「情報収集が不十分」になる場合がある
予約・来店型(美容室・整体院・クリニック・飲食店)来店の予約(スケジュール)リード。メッセージで予約を受けるならエンゲージメント予約ページ、Messengerなど外部の予約サービスは、ピクセルを設置できるか確かめる。クリニックは健康に関する情報を送らない
EC型(ネットショップ)購入(手前の段階としてカートへの追加)売上商品ページ購入の件数が少ないうちは、カートへの追加など手前の段階に最適化することもできる

表の「最初に気をつけること」は、「情報収集が不十分」の定義(Meta:配信ステータスを表示する)、自分が所有していないサイトに許可なくピクセルを設置しないという規約と禁止対象の情報(Meta:Metaピクセルについて)、売上の目的の説明(Meta:広告の目的を選択する)に基づきます。1件あたりの費用の目安を示す一次資料は確認できなかったため示していません。

商品やサービスを検索している人に広告を出したい場合は、Google広告の始め方で検索キャンペーンから始める手順を解説しています。Meta広告とGoogle広告のどちらから始めるかを決めかねている場合は、Meta広告とGoogle広告の違い(どちらから始めるかの判断表)で、顧客が検索するかで選ぶ考え方を整理しています。

問い合わせや購入を増やすなら、投稿の「宣伝」より広告マネージャで作る

FacebookページやInstagramの投稿の「宣伝」(投稿の宣伝、いわゆるブースト)は公開済みの投稿から作れる簡単な広告の出し方ですが、広告マネージャほどカスタマイズやターゲット設定の選択肢がなく、「リード」「売上」などの目的は広告マネージャで選びます(Meta:投稿の宣伝とMeta広告との違い)。

Metaの説明では、ページでのエンゲージメントやブランドの認知度を高めたいなら投稿の宣伝、キャンペーンの作成や予算設定、成果の指標を細かく扱うなら広告マネージャが向いています。

比べる点投稿の宣伝広告マネージャ
作り方公開済みの投稿・ストーリーズ・リール動画から作るキャンペーン・広告セット・広告を作る
選べる目的の例ウェブサイトクリック、ページのエンゲージメント、ローカルビジネスの宣伝リード、アプリの宣伝、売上など
ターゲット設定趣味・関心、年齢、性別類似オーディエンスなどの高度なツールも使える
向いている場面ページのエンゲージメント、ブランドの認知度問い合わせ・購入などの成果を増やす

表はMeta:投稿の宣伝とMeta広告との違いに基づきます。なお、iPhone・iPadのアプリから宣伝したり残高を追加したりすると、Appleのサービス料(支払い額の30%)がかかる場合があると案内されています(同上、Meta:Facebookページから投稿を宣伝する)。この記事の手順は、パソコンのブラウザで広告マネージャを使う前提で書いています。

自社運用の費用は、広告費に社内の作業時間を加えて見積もる

Meta広告を自社で運用する場合の費用は、Metaに支払う広告費(手順2で登録した支払い方法で支払う)に、計測の準備・広告の作成・配信後の確認にかかる社内の作業時間を加えて見積もります。審査はほとんどが24時間以内、配信後の判断は大幅な編集から1週間後と、確認する時期が決まっているので、作業の予定もこの時期に合わせて立てられます(Meta:審査中の広告について、Meta:情報収集期間について)。

月の予算の額は、粗利から1件あたりに使える上限を出して逆算する方法を広告予算の決め方(粗利から許容CPAを出す計算)で、月10万円前後の少額で情報収集期間を抜けられるかの計算をMeta広告の少額予算の決め方で解説しています。

外部に任せる場合は、媒体に払う広告費に加えて、代行会社への運用手数料と、依頼する範囲によって初期設定費・制作費などがかかります。費目の内訳と料金体系ごとの注意点は広告運用代行の費用の仕組みに、Frameworkの支援範囲は広告運用代行の支援内容にまとめています。

まとめ:支払い方法と計測する成果を決めてから、広告マネージャで作る

Meta広告をこれから始める場合は、まずビジネスポートフォリオを自社で作ったかどうかと、カード払い・前払いのどちらにするかを確かめます。次に、イベントマネージャの[テストイベント]で成果のイベントが記録されるのを見てから、広告マネージャの[作成]で広告を作ります。

配信後は[配信]列と[チャートを見る]で状況を確かめます。大幅な編集をしたら、[前回の大きな変更]列の日付から1週間たってから[結果]列で件数を確かめ、自社で記録した実際の件数と照らし合わせます。成果1件あたりの費用を下げる段階はCPA(顧客獲得単価)を改善する方法で、運用を外部に任せる場合の支援範囲はFrameworkの広告運用代行の支援内容にまとめています。

よくある質問

Facebookページがなくても、Instagramだけで広告を出せますか?
広告マネージャで広告を掲載するには、ビジネスのFacebookページ(または他の人のページの管理者・編集者・広告管理者の権限)が必要です。Metaのヘルプ「Meta広告マネージャで広告アカウントを作成する方法」によると、Instagramプロアカウントから初めて投稿の宣伝を行う場合はFacebookアカウントは不要ですが、その場合は広告アカウントの機能や設定を使えません。
スマートフォンだけでMeta広告を始められますか?
投稿の宣伝はFacebookやInstagramのアプリから作れ、広告マネージャにもAndroid用・iOS用のアプリがありますが、Metaのヘルプ「Meta広告マネージャについて」によると一部の機能はモバイルでは使えません。また「投稿の宣伝とMeta広告との違い」などによると、iOSのアプリから宣伝や残高の追加をするとAppleのサービス料(支払い額の30%)がかかる場合があります。
Meta広告の広告費は、請求書払いにできますか?
Meta広告の請求書払いは、Metaが対象かどうかを判断します。Metaのヘルプ「予算、上限予算、プリペイド残高の上限と支払い単位額の違いについて」によると、Metaは広告アカウントの支払い履歴などをもとに、月極請求書払いや支払い期限30日の対象かを判断します。「ビジネスポートフォリオについて」では、月極請求書払いの登録にはビジネスポートフォリオが必要とされています。対象でなければ、カードなどの支払い方法を登録します。

出典

  1. Metaビジネスヘルプセンター「審査中の広告について」(2026-10-10 確認)
  2. Metaビジネスヘルプセンター「Meta広告マネージャで広告アカウントを作成する方法」(2026-10-10 確認)
  3. Metaビジネスヘルプセンター「How do I create an ad in Meta Ads Manager?(英語)」(2026-10-10 確認)
  4. Metaビジネスヘルプセンター「ビジネスポートフォリオについて」(2026-10-10 確認)
  5. Metaビジネスヘルプセンター「Metaピクセルについて」(2026-10-11 確認)
  6. Metaビジネスヘルプセンター「Meta Business Suiteでビジネスポートフォリオを作成する」(2026-10-10 確認)
  7. Metaビジネスヘルプセンター「ビジネスポートフォリオにInstagramアカウントを追加する」(2026-10-10 確認)
  8. Metaビジネスヘルプセンター「ビジネスポートフォリオにパートナーを追加する」(2026-10-10 確認)
  9. Metaビジネスヘルプセンター「Meta広告アカウントに支払い方法を追加する」(2026-10-10 確認)
  10. Metaビジネスヘルプセンター「日本(ご利用いただける支払い方法)」(2026-10-10 確認)
  11. Metaビジネスヘルプセンター「Meta広告で利用できる支払い方法」(2026-10-10 確認)
  12. Metaビジネスヘルプセンター「Meta広告の支払い単位額について」(2026-10-10 確認)
  13. Metaビジネスヘルプセンター「Meta広告の支払い方法」(2026-10-10 確認)
  14. Metaビジネスヘルプセンター「予算、上限予算、プリペイド残高の上限と支払い単位額の違いについて」(2026-10-10 確認)
  15. Metaビジネスヘルプセンター「コンバージョンAPIについて」(2026-10-10 確認)
  16. Metaビジネスヘルプセンター「Metaピクセルの設定とインストール」(2026-10-10 確認)
  17. Metaビジネスヘルプセンター「イベントのテストツール: Metaのアプリイベントとウェブブラウザーイベントを確認する」(2026-10-10 確認)
  18. Metaビジネスヘルプセンター「Metaピクセル標準イベントの仕様」(2026-10-10 確認)
  19. Metaビジネスヘルプセンター「Meta広告マネージャでの広告のレベルとは」(2026-10-10 確認)
  20. Metaビジネスヘルプセンター「Meta広告マネージャについて」(2026-10-10 確認)
  21. Metaビジネスヘルプセンター「How do I create a campaign in Meta Ads Manager?(英語)」(2026-10-10 確認)
  22. Metaビジネスヘルプセンター「Meta広告マネージャで適切な広告の目的を選択するには」(2026-10-10 確認)
  23. Metaビジネスヘルプセンター「特別な広告カテゴリの選び方」(2026-10-10 確認)
  24. Metaビジネスヘルプセンター「How do I publish an ad in Meta Ads Manager?(英語)」(2026-10-10 確認)
  25. Metaビジネスヘルプセンター「Meta広告マネージャで、キャンペーン、広告セット、広告の配信ステータスを表示する」(2026-10-10 確認)
  26. Metaビジネスヘルプセンター「情報収集期間について」(2026-10-11 確認)
  27. Metaビジネスヘルプセンター「大幅な編集と情報収集期間」(2026-10-11 確認)
  28. Metaビジネスヘルプセンター「Meta広告マネージャで広告の結果を表示して分析する」(2026-10-10 確認)
  29. Metaビジネスヘルプセンター「投稿の宣伝とMeta広告との違い」(2026-10-10 確認)
  30. Metaビジネスヘルプセンター「Facebookページから投稿を宣伝する」(2026-10-10 確認)

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Meta広告

Metaピクセルの設置とコンバージョンAPI:設定手順と確認方法

Metaピクセルを設置する事業者向けに、イベントマネージャでの作成、ベースコードの置き方(パートナー連携・GTM・直接)、問い合わせを完了ページで「リード」として記録する方法、[テストイベント]での確認を整理。コンバージョンAPIの設定方法の比較と、重複除外の条件(イベントIDの一致・48時間以内)も示します。

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Meta広告のリード獲得広告とは:インスタントフォームとLPの使い分け

Meta広告のリード獲得広告(Facebook・インスタのリード広告)は、インスタントフォームでサイトに移動せず連絡先を受け取れる広告です。LPとの使い分けを説明の量・連絡体制・計測の準備で選ぶ順序、商談1件あたりの費用の試算、90日のダウンロード期限まで、問い合わせを増やしたい事業者向けに整理します。

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Meta広告の審査に落ちたときの確認ポイントと再審査の手順

Meta広告(Facebook広告・インスタ広告)の審査に落ちる・通らないときは、ビジネスサポートホームで却下の理由を確かめ、編集・新しい広告の作成・再審査のリクエストから選びます。再審査は48時間以内の決定が目標で、広告を削除すると申請できなくなる場合も。自社運用の事業者向けに確認の順序と業態別の注意点を整理します。

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