LINEヤフー広告は、LINEヤフー株式会社の広告サービスの名称です。2026年4月1日に、LINE広告とYahoo!広告 ディスプレイ広告が「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」に統合され、Yahoo!広告 検索広告は「LINEヤフー広告 検索広告」に名称が変わりました(LINEヤフー for Business:「LINEヤフー広告」プラットフォーム統合リリースについて)。
いまLINE広告を使っている場合は、移行の作業が必要です。LINE広告は2026年10月26日(月・予定)に広告配信と新規作成・編集を停止し、一定期間の読み取り専用を経て、2027年3月末頃(予定)に提供を終えます(LINE広告の機能停止および配信終了スケジュールのご案内・LINEヤフー株式会社のプレスリリース)。
LINE広告のアカウントや配信設定は自動では移らないため、LINE広告の管理画面にある移行ツールか手動で、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告に移します。Yahoo!広告だけを使っている場合は、原則として移行の対応は不要です(LINEヤフー for Business:LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行ガイド)。
移行ツールでも移らないのが計測の設定です。LINE広告で使っていたLINE Tagは、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告に対応していないため、新しい「計測タグ」の設置とコンバージョン設定のやり直しが必要です。過去の配信実績や、自動入札などの学習データも引き継がれません(移行ガイド)。
この記事は2026年10月10日時点の公式発表に基づきます(LINEヤフー株式会社、LINEヤフー for Business、LINEヤフー広告ヘルプ)。日付のうち、統合(4月1日)は実施済みで、LINE広告の新規アカウント作成の終了(6月30日)と請求先変更の終了(8月5日)は公式が日付を示した終了日です。10月13日以降の日付はすべて予定で、変わる可能性があるため、作業の前に管理画面の「お知らせ」も確認してください。
LINEヤフー広告は、ディスプレイ広告と検索広告の2つから成る
LINEヤフー広告には「ディスプレイ広告」と「検索広告」の2種類があり、どちらも同じ広告管理ツールから出稿できます(LINEヤフー for Business:ディスプレイ広告(運用型))。統合で移行の作業が必要になったのはLINE広告だけで、Yahoo!広告のディスプレイ広告と検索広告は、移行せずにそのまま使い続けられます(統合リリース)。
統合前のサービスごとに見ると、移行の作業が必要なのはLINE広告(Talk Head Viewを含む)だけです。
| 統合前のサービス | 2026年4月1日以降 | 必要な対応 |
|---|---|---|
| LINE広告(Talk Head Viewを含む) | LINEヤフー広告 ディスプレイ広告に統合 | 移行が必要(移行ツールまたは手動)。LINE広告は提供終了の予定 |
| Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型・予約型) | LINEヤフー広告 ディスプレイ広告に統合 | 移行は不要。自動で移り、設定やデータはそのまま引き継がれる |
| Yahoo!広告 検索広告 | LINEヤフー広告 検索広告に名称変更 | 移行は不要 |
| LINE広告ネットワーク、Yahoo!広告 ネットワークパートナー | LINEヤフー広告ネットワークに名称を統一 | 広告枠を提供するパートナー向けに別途案内 |
表の内容は、統合リリースとプレスリリースに基づきます。LINEヤフー広告 ディスプレイ広告は、Yahoo!広告 ディスプレイ広告の配信基盤を活用し、LINEとYahoo! JAPANの掲載面に1つの広告プラットフォームから配信するサービスで(統合リリース)、LINE広告の画面や仕様をそのまま引き継ぐものではないと説明されています(移行ガイド)。
配信面はLINEとYahoo! JAPAN、課金方式は3種類
ディスプレイ広告の配信面は、LINEのトークリスト・LINE NEWS・ホームタブなどと、Yahoo! JAPANのトップページ・Yahoo!ニュース・Yahoo!天気などです。まとめて配信できるほか、プレイスメントの機能で特定の配信面を指定することもできます(ディスプレイ広告(運用型))。
キャンペーン目的には「コンバージョン」「サイト誘導」「友だち追加」などがあります。課金方式は、クリック課金(友だち追加の配信では友だち追加1件を1クリックとして扱う)、動画再生課金、ビューアブルインプレッション課金の3つです(ディスプレイ広告(運用型))。
審査基準は、概ねYahoo!広告の掲載基準に統一された
広告の審査基準は、統合と同じ2026年4月1日に統一されました。Yahoo!広告の広告掲載基準とLINE広告の審査ガイドラインを1つの掲載基準にまとめ、概ねこれまでのYahoo!広告の掲載基準に基づいた方針で統一すると説明されています(アカウント審査基準・広告掲載基準の統一について・統合リリース)。基準が変わったので、LINE広告向けに作った広告文・画像・LP(広告のリンク先のページ)も、移行の際に現在の掲載基準で確認します。
LINE公式アカウントは統合の対象外で、LINE広告とは別のサービス
LINE公式アカウントは、LINE上で企業や店舗がアカウントを作り、友だち追加したユーザーに直接情報を届けるサービスで(LINEヤフー広告ヘルプ:ビジネスマネージャー・LINE公式アカウントへの接続について)、2026年4月の統合で統合されたサービスの一覧には入っていません。提供終了が案内されているのはLINE広告です(統合リリース)。
LINE公式アカウントとLINEヤフー広告は、接続して使う場面があります。LINEヤフー広告の広告アカウントをビジネスマネージャーとLINE公式アカウントに接続すると、友だち追加を目的とした広告や、オーディエンスリストの連携などが使えます(接続についてのヘルプ)。
オンラインサインアップで申し込んだ場合は、広告アカウントを新しく追加するときに、ビジネスマネージャーとLINE公式アカウントへの接続が必須です。代理店経由の申し込みや、2026年3月31日までに作成済みの広告アカウントなどでは、接続は任意です(接続についてのヘルプ)。
計測タグは、LINE公式アカウントとLINEヤフー広告 ディスプレイ広告の両方で使えるタグです(LINEヤフー広告ヘルプ:計測タグについて)。一方、LINE広告で使えるのは引き続きLINE Tagだけで、LINE広告とLINE Tagを共有している場合はLINE Tagも併用するよう案内されています。LINE Tag自体も、将来的に提供を終える予定です(LINE公式アカウントにおける計測タグの提供開始について)。
LINE広告はいつまで使える?配信停止は2026年10月26日(予定)
LINE広告は、2026年10月26日(予定)に広告配信と新規作成・編集が止まり、停止後の一定期間は管理画面を読み取り専用で使えて、2027年3月末頃(予定)に提供を終えます(機能停止および配信終了スケジュールのご案内・プレスリリース)。
配信停止より前に期限が来るのは、10月13日(予定)のビジネスIDの自動統合で、統合するIDを自分で選べるのはこの日までです。
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026年4月1日 | LINEヤフー広告の提供開始。LINE広告からの移行ツールの提供も開始 |
| 2026年6月30日 | LINE広告の新規アカウント作成を終了(以後はLINEヤフー広告 ディスプレイ広告で作成) |
| 2026年8月5日 | LINE広告の広告アカウントの請求先変更を終了 |
| 2026年10月13日(予定) | 統合していないビジネスIDを自動で統合。統合するIDを自分で指定する手続きもこの日で終了 |
| 2026年10月26日(予定) | LINE広告の広告配信、新規作成・編集、再審査の依頼、API(外部ツールから操作する仕組み)経由の作成・編集を停止。日本向けのすべての広告のステータスが「未配信」になる |
| 2026年10月27日(予定) | ビジネスIDの統合を解除する手続きを終了 |
| 配信停止後の一定期間 | 管理画面は読み取り専用。レポートの作成・確認、明細・支払い履歴の確認ができる(閲覧の終了日は後日案内) |
| 2027年3月末頃(予定) | LINE広告の提供終了。レポートも確認できなくなる |
表の内容は、統合リリース、新規アカウント作成終了日について、請求先変更の終了日の確定に関するご案内、ビジネスIDへの統合のご案内、機能停止および配信終了スケジュールのご案内、移行ガイドに基づきます。
10月26日に止まるのは、広告配信、キャンペーン・広告グループ・広告の新規作成(コピーやバルク〈一括登録〉での作成も含む)、各種設定と画像・動画の追加・編集、広告アカウント・LP・クリエイティブの再審査依頼です。以前は新規作成を先に止めると案内されていましたが、配信停止と同じ日に実施する予定に変わりました(機能停止および配信終了スケジュールのご案内)。
請求のルールは通常と変わりません。配信停止日の後に費用・残高・明細が更新されることがあり、クレジットカードの決済も、配信終了日が最後とは限りません(機能停止および配信終了スケジュールのご案内)。10月分の明細と支払いは、読み取り専用の期間に確認しておきます。
LINE広告を使っているなら移行が必要で、方法は移行ツールか手動
LINE広告を使っている広告主と、LINE広告を運用している代理店は、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行が必要で、Yahoo!広告だけを使っている場合は原則として追加の対応は不要です(移行ガイド)。
| いまの利用状況 | 必要な対応 |
|---|---|
| LINE広告だけを使っている | LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行が必要。手動で移す場合は、LINEヤフー広告で新規アカウントを作る |
| LINE広告とYahoo!広告の両方を使っている | LINE広告の移行が必要。既存の広告アカウントにキャンペーン以下の情報を移すか、新規アカウントを作るかを、アカウントの構成や運用状況に合わせて選ぶ |
| Yahoo!広告だけを使っている | 原則として追加の対応は不要 |
| LINE広告の運用を代理店に任せている | 代理店が管理するアカウントも移行が必要 |
移行しないままだと、統合後の環境で広告の配信や管理ができなくなります(LINEヤフー広告 ディスプレイ広告 プラットフォーム統合ガイド)。公式は、遅くとも配信停止の予定時期までに移行を終えるよう求めています(移行ガイド)。
移行ツールか手動かは、認証済みのビジネスマネージャーを用意できるかで決まる
移行ツールは、LINE広告の配信データを可能な限りLINEヤフー広告 ディスプレイ広告へコピーする機能で、LINE広告の管理画面で提供されています。対象は、配信先が日本、運用型(予約型は対象外)、審査ステータスが「承認」の広告アカウントで、使うには認証済みのビジネスマネージャーとの連携が必須です(移行ガイド)。
手動で移す場合は、LINEヤフー広告で新規アカウントを作るか既存の広告アカウントを使い、キャンペーン以下の設定を自分で作ります。ビジネスマネージャーの準備が難しい場合は、手動での移行を検討するよう案内されています。移行ツールを使った場合も、ツールだけでは完結せず、移行後に管理画面で設定の確認と調整が必要です(移行ガイド)。
移行ツールを使えるのは、対象の条件を満たすアカウントで、認証済みのビジネスマネージャーを用意できる場合だけで、それ以外は手動で移すことになります。
移行ツールで移るのは設定と素材、移らないのは計測と過去の実績
移行ツールで移るのは広告アカウント、キャンペーン・広告グループ・広告の設定、画像・動画などの素材、オーディエンスのデータで、LINE Tagとコンバージョンの設定、過去の配信実績、自動入札などの学習データ、外部ツールとのAPI連携は移りません(移行ガイド)。
| 項目 | 移行ツールでの扱い | 移行後にすること |
|---|---|---|
| 広告アカウントと、アカウントをまとめていたグループ | 移る(グループはMCCアカウントとして移行) | アカウントの構成を確認する |
| クレジットカード情報 | 新規アカウントとして移す場合に、移すかどうかを選べる | 支払い方法を確認する |
| ログインIDと権限 | 移すかどうかを選べる | 社内の担当者と代理店の権限を確認する |
| キャンペーン・広告グループ・広告の設定 | 移る(審査で否認された広告と、「商品フィードから販売」目的のキャンペーンは移らない) | キャンペーンは配信オフで移るので、確認してからオンにする |
| 画像・動画などの素材、オーディエンスに蓄積されたデータ | 移る | — |
| LINE Tag・コンバージョンの設定 | 移らない(LINE Tagは非対応) | 計測タグを設置し、コンバージョンを設定し直す。既存のアカウントに移す場合は、設置済みのタグをそのまま使える |
| 過去の配信実績・レポート、自動入札などの学習データ | 移らない | LINE広告のレポートを保存しておく |
| 外部ツールとのAPI連携、操作履歴・通知 | 移らない | 外部ツールとの連携を設定し直す |
表の「移行ツールでの扱い」は移行ガイドの記載に基づき、「移行後にすること」はその記載をFrameworkが作業の形に置き換えたものです。MCCアカウントは、LINE広告で広告アカウントをまとめていたグループの移行先で、複数の広告アカウントをまとめて管理するためのアカウントです。
LINE Tagの代わりに設置する計測タグは、グローバルスニペットをサイトの全ページに、イベントスニペットを成果を計測するページに置きます。グローバルスニペットだけでは「ページビュー」しか計測できないため、問い合わせや予約の完了を数えるにはイベントスニペットが必要です(計測タグについて)。