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Google・ヤフー広告

LINEヤフー広告とは:LINE広告の終了日・変更点と移行の確認点

公開: / 更新:
編集:Framework

結論

LINEヤフー広告は、2026年4月にLINE広告とYahoo!広告の仕組みを統合して始まった広告サービスで、ディスプレイ広告と検索広告の2種類があります。LINE広告の配信は2026年10月26日(予定)に止まり、設定は自動では移らないため、利用中の事業者は移行ツールか手動で移し、計測タグを設置し直す必要があります。

この記事でわかること

  • 統合で名前が変わったサービスと、移行が必要なのはLINE広告だけであること
  • LINE広告の配信停止・提供終了までの日程と、確定した日付・予定の日付の区別
  • 移行ツールか手動かの分かれ目と、移行ツールで移るもの・移らないもの
  • 移行ツールの前提(ビジネスIDの統合と認証済みのビジネスマネージャー)と、期限ごとのチェックリスト
  • 業態ごとの確認点と、代理店に任せている場合の組織の持ち方

LINEヤフー広告は、LINEヤフー株式会社の広告サービスの名称です。2026年4月1日に、LINE広告とYahoo!広告 ディスプレイ広告が「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」に統合され、Yahoo!広告 検索広告は「LINEヤフー広告 検索広告」に名称が変わりました(LINEヤフー for Business:「LINEヤフー広告」プラットフォーム統合リリースについて)。

いまLINE広告を使っている場合は、移行の作業が必要です。LINE広告は2026年10月26日(月・予定)に広告配信と新規作成・編集を停止し、一定期間の読み取り専用を経て、2027年3月末頃(予定)に提供を終えます(LINE広告の機能停止および配信終了スケジュールのご案内・LINEヤフー株式会社のプレスリリース)。

LINE広告のアカウントや配信設定は自動では移らないため、LINE広告の管理画面にある移行ツールか手動で、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告に移します。Yahoo!広告だけを使っている場合は、原則として移行の対応は不要です(LINEヤフー for Business:LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行ガイド)。

移行ツールでも移らないのが計測の設定です。LINE広告で使っていたLINE Tagは、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告に対応していないため、新しい「計測タグ」の設置とコンバージョン設定のやり直しが必要です。過去の配信実績や、自動入札などの学習データも引き継がれません(移行ガイド)。

この記事は2026年10月10日時点の公式発表に基づきます(LINEヤフー株式会社、LINEヤフー for Business、LINEヤフー広告ヘルプ)。日付のうち、統合(4月1日)は実施済みで、LINE広告の新規アカウント作成の終了(6月30日)と請求先変更の終了(8月5日)は公式が日付を示した終了日です。10月13日以降の日付はすべて予定で、変わる可能性があるため、作業の前に管理画面の「お知らせ」も確認してください。

LINEヤフー広告は、ディスプレイ広告と検索広告の2つから成る

LINEヤフー広告には「ディスプレイ広告」と「検索広告」の2種類があり、どちらも同じ広告管理ツールから出稿できます(LINEヤフー for Business:ディスプレイ広告(運用型))。統合で移行の作業が必要になったのはLINE広告だけで、Yahoo!広告のディスプレイ広告と検索広告は、移行せずにそのまま使い続けられます(統合リリース)。

統合前のLINE広告とYahoo!広告 ディスプレイ広告がLINEヤフー広告 ディスプレイ広告に、Yahoo!広告 検索広告がLINEヤフー広告 検索広告になった関係を示した図。LINE広告は移行が必要、Yahoo!広告 ディスプレイ広告は自動で移り、LINE公式アカウントは統合の対象外
図1 2026年4月1日の統合で変わったサービスと、統合の対象外のLINE公式アカウント。LINEヤフー for Business「『LINEヤフー広告』プラットフォーム統合リリースについて」と移行ガイドをもとに作成(Framework作成)

統合前のサービスごとに見ると、移行の作業が必要なのはLINE広告(Talk Head Viewを含む)だけです。

統合前のサービス2026年4月1日以降必要な対応
LINE広告(Talk Head Viewを含む)LINEヤフー広告 ディスプレイ広告に統合移行が必要(移行ツールまたは手動)。LINE広告は提供終了の予定
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型・予約型)LINEヤフー広告 ディスプレイ広告に統合移行は不要。自動で移り、設定やデータはそのまま引き継がれる
Yahoo!広告 検索広告LINEヤフー広告 検索広告に名称変更移行は不要
LINE広告ネットワーク、Yahoo!広告 ネットワークパートナーLINEヤフー広告ネットワークに名称を統一広告枠を提供するパートナー向けに別途案内

表の内容は、統合リリースとプレスリリースに基づきます。LINEヤフー広告 ディスプレイ広告は、Yahoo!広告 ディスプレイ広告の配信基盤を活用し、LINEとYahoo! JAPANの掲載面に1つの広告プラットフォームから配信するサービスで(統合リリース)、LINE広告の画面や仕様をそのまま引き継ぐものではないと説明されています(移行ガイド)。

配信面はLINEとYahoo! JAPAN、課金方式は3種類

ディスプレイ広告の配信面は、LINEのトークリスト・LINE NEWS・ホームタブなどと、Yahoo! JAPANのトップページ・Yahoo!ニュース・Yahoo!天気などです。まとめて配信できるほか、プレイスメントの機能で特定の配信面を指定することもできます(ディスプレイ広告(運用型))。

キャンペーン目的には「コンバージョン」「サイト誘導」「友だち追加」などがあります。課金方式は、クリック課金(友だち追加の配信では友だち追加1件を1クリックとして扱う)、動画再生課金、ビューアブルインプレッション課金の3つです(ディスプレイ広告(運用型))。

審査基準は、概ねYahoo!広告の掲載基準に統一された

広告の審査基準は、統合と同じ2026年4月1日に統一されました。Yahoo!広告の広告掲載基準とLINE広告の審査ガイドラインを1つの掲載基準にまとめ、概ねこれまでのYahoo!広告の掲載基準に基づいた方針で統一すると説明されています(アカウント審査基準・広告掲載基準の統一について・統合リリース)。基準が変わったので、LINE広告向けに作った広告文・画像・LP(広告のリンク先のページ)も、移行の際に現在の掲載基準で確認します。

LINE公式アカウントは統合の対象外で、LINE広告とは別のサービス

LINE公式アカウントは、LINE上で企業や店舗がアカウントを作り、友だち追加したユーザーに直接情報を届けるサービスで(LINEヤフー広告ヘルプ:ビジネスマネージャー・LINE公式アカウントへの接続について)、2026年4月の統合で統合されたサービスの一覧には入っていません。提供終了が案内されているのはLINE広告です(統合リリース)。

LINE公式アカウントとLINEヤフー広告は、接続して使う場面があります。LINEヤフー広告の広告アカウントをビジネスマネージャーとLINE公式アカウントに接続すると、友だち追加を目的とした広告や、オーディエンスリストの連携などが使えます(接続についてのヘルプ)。

オンラインサインアップで申し込んだ場合は、広告アカウントを新しく追加するときに、ビジネスマネージャーとLINE公式アカウントへの接続が必須です。代理店経由の申し込みや、2026年3月31日までに作成済みの広告アカウントなどでは、接続は任意です(接続についてのヘルプ)。

計測タグは、LINE公式アカウントとLINEヤフー広告 ディスプレイ広告の両方で使えるタグです(LINEヤフー広告ヘルプ:計測タグについて)。一方、LINE広告で使えるのは引き続きLINE Tagだけで、LINE広告とLINE Tagを共有している場合はLINE Tagも併用するよう案内されています。LINE Tag自体も、将来的に提供を終える予定です(LINE公式アカウントにおける計測タグの提供開始について)。

LINE広告はいつまで使える?配信停止は2026年10月26日(予定)

LINE広告は、2026年10月26日(予定)に広告配信と新規作成・編集が止まり、停止後の一定期間は管理画面を読み取り専用で使えて、2027年3月末頃(予定)に提供を終えます(機能停止および配信終了スケジュールのご案内・プレスリリース)。

LINE広告の終了と移行の日程を示した図。2026年4月1日にLINEヤフー広告の提供開始、6月30日にLINE広告の新規アカウント作成終了、10月13日予定でビジネスIDの自動統合、10月26日予定でLINE広告の配信・作成・編集の停止、停止後の一定期間は読み取り専用、2027年3月末頃予定で提供終了
図2 LINE広告の終了と移行の日程(2026年10月10日時点。予定の日付は変わる可能性があります)。LINEヤフー for Business の各お知らせと移行ガイドをもとに作成(Framework作成)

配信停止より前に期限が来るのは、10月13日(予定)のビジネスIDの自動統合で、統合するIDを自分で選べるのはこの日までです。

日付内容
2026年4月1日LINEヤフー広告の提供開始。LINE広告からの移行ツールの提供も開始
2026年6月30日LINE広告の新規アカウント作成を終了(以後はLINEヤフー広告 ディスプレイ広告で作成)
2026年8月5日LINE広告の広告アカウントの請求先変更を終了
2026年10月13日(予定)統合していないビジネスIDを自動で統合。統合するIDを自分で指定する手続きもこの日で終了
2026年10月26日(予定)LINE広告の広告配信、新規作成・編集、再審査の依頼、API(外部ツールから操作する仕組み)経由の作成・編集を停止。日本向けのすべての広告のステータスが「未配信」になる
2026年10月27日(予定)ビジネスIDの統合を解除する手続きを終了
配信停止後の一定期間管理画面は読み取り専用。レポートの作成・確認、明細・支払い履歴の確認ができる(閲覧の終了日は後日案内)
2027年3月末頃(予定)LINE広告の提供終了。レポートも確認できなくなる

表の内容は、統合リリース、新規アカウント作成終了日について、請求先変更の終了日の確定に関するご案内、ビジネスIDへの統合のご案内、機能停止および配信終了スケジュールのご案内、移行ガイドに基づきます。

10月26日に止まるのは、広告配信、キャンペーン・広告グループ・広告の新規作成(コピーやバルク〈一括登録〉での作成も含む)、各種設定と画像・動画の追加・編集、広告アカウント・LP・クリエイティブの再審査依頼です。以前は新規作成を先に止めると案内されていましたが、配信停止と同じ日に実施する予定に変わりました(機能停止および配信終了スケジュールのご案内)。

請求のルールは通常と変わりません。配信停止日の後に費用・残高・明細が更新されることがあり、クレジットカードの決済も、配信終了日が最後とは限りません(機能停止および配信終了スケジュールのご案内)。10月分の明細と支払いは、読み取り専用の期間に確認しておきます。

LINE広告を使っているなら移行が必要で、方法は移行ツールか手動

LINE広告を使っている広告主と、LINE広告を運用している代理店は、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行が必要で、Yahoo!広告だけを使っている場合は原則として追加の対応は不要です(移行ガイド)。

いまの利用状況必要な対応
LINE広告だけを使っているLINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行が必要。手動で移す場合は、LINEヤフー広告で新規アカウントを作る
LINE広告とYahoo!広告の両方を使っているLINE広告の移行が必要。既存の広告アカウントにキャンペーン以下の情報を移すか、新規アカウントを作るかを、アカウントの構成や運用状況に合わせて選ぶ
Yahoo!広告だけを使っている原則として追加の対応は不要
LINE広告の運用を代理店に任せている代理店が管理するアカウントも移行が必要

移行しないままだと、統合後の環境で広告の配信や管理ができなくなります(LINEヤフー広告 ディスプレイ広告 プラットフォーム統合ガイド)。公式は、遅くとも配信停止の予定時期までに移行を終えるよう求めています(移行ガイド)。

移行ツールか手動かは、認証済みのビジネスマネージャーを用意できるかで決まる

移行ツールは、LINE広告の配信データを可能な限りLINEヤフー広告 ディスプレイ広告へコピーする機能で、LINE広告の管理画面で提供されています。対象は、配信先が日本、運用型(予約型は対象外)、審査ステータスが「承認」の広告アカウントで、使うには認証済みのビジネスマネージャーとの連携が必須です(移行ガイド)。

手動で移す場合は、LINEヤフー広告で新規アカウントを作るか既存の広告アカウントを使い、キャンペーン以下の設定を自分で作ります。ビジネスマネージャーの準備が難しい場合は、手動での移行を検討するよう案内されています。移行ツールを使った場合も、ツールだけでは完結せず、移行後に管理画面で設定の確認と調整が必要です(移行ガイド)。

移行ツールを使えるのは、対象の条件を満たすアカウントで、認証済みのビジネスマネージャーを用意できる場合だけで、それ以外は手動で移すことになります。

LINE広告の移行が必要かと移行の方法を判断する図。LINE広告を使っていなければ移行は不要、使っていて認証済みのビジネスマネージャーを用意できれば移行ツール、用意できなければ手動で移す。期限は2026年10月26日予定の配信停止まで
図3 LINE広告の移行が必要か、どの方法で移すかの判断。LINEヤフー for Business「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行ガイド」をもとに作成(Framework作成)

移行ツールで移るのは設定と素材、移らないのは計測と過去の実績

移行ツールで移るのは広告アカウント、キャンペーン・広告グループ・広告の設定、画像・動画などの素材、オーディエンスのデータで、LINE Tagとコンバージョンの設定、過去の配信実績、自動入札などの学習データ、外部ツールとのAPI連携は移りません(移行ガイド)。

項目移行ツールでの扱い移行後にすること
広告アカウントと、アカウントをまとめていたグループ移る(グループはMCCアカウントとして移行)アカウントの構成を確認する
クレジットカード情報新規アカウントとして移す場合に、移すかどうかを選べる支払い方法を確認する
ログインIDと権限移すかどうかを選べる社内の担当者と代理店の権限を確認する
キャンペーン・広告グループ・広告の設定移る(審査で否認された広告と、「商品フィードから販売」目的のキャンペーンは移らない)キャンペーンは配信オフで移るので、確認してからオンにする
画像・動画などの素材、オーディエンスに蓄積されたデータ移る—
LINE Tag・コンバージョンの設定移らない(LINE Tagは非対応)計測タグを設置し、コンバージョンを設定し直す。既存のアカウントに移す場合は、設置済みのタグをそのまま使える
過去の配信実績・レポート、自動入札などの学習データ移らないLINE広告のレポートを保存しておく
外部ツールとのAPI連携、操作履歴・通知移らない外部ツールとの連携を設定し直す

表の「移行ツールでの扱い」は移行ガイドの記載に基づき、「移行後にすること」はその記載をFrameworkが作業の形に置き換えたものです。MCCアカウントは、LINE広告で広告アカウントをまとめていたグループの移行先で、複数の広告アカウントをまとめて管理するためのアカウントです。

LINE Tagの代わりに設置する計測タグは、グローバルスニペットをサイトの全ページに、イベントスニペットを成果を計測するページに置きます。グローバルスニペットだけでは「ページビュー」しか計測できないため、問い合わせや予約の完了を数えるにはイベントスニペットが必要です(計測タグについて)。

問い合わせ型のサイトでの計測タグの置き場所を示した図。グローバルスニペットはトップ・サービス・フォーム・送信完了の全ページに置き、イベントスニペットは送信完了ページに置いて成果として数える
図4 計測タグを置く場所(問い合わせ型のサイトの例)。LINEヤフー広告ヘルプ「計測タグについて」をもとに作成(Framework作成)

移行ツールを使う前に、ビジネスIDの統合と組織の認証を済ませる

移行ツールを使うには、操作する人のビジネスIDを統合し、LINE広告と、LINE広告に接続しているLINE公式アカウントを、同じ「認証済み」のビジネスマネージャーの組織に接続しておく必要があります。既存のLINEヤフー広告 ディスプレイ広告の広告アカウントに移す場合は、そのアカウントも同じ組織に接続します(移行ガイド)。

移行ツールを使う前の準備の順番を示した図。1 移行作業をする人のビジネスIDを統合、2 ビジネスマネージャーの組織を作る、3 LINE広告と接続中のLINE公式アカウントを組織に接続、4 組織の認証審査を受けて認証済みにする、5 移行ツールを実行する、6 計測タグとコンバージョンを設定して配信をオンにする
図5 移行ツールを使う前の準備の順番。期限の早いビジネスIDを先頭に置いた。LINEヤフー for Business の移行ガイドとビジネスマネージャーのマニュアル「組織の認証審査」をもとに作成(Framework作成)

ビジネスマネージャーは、LINE公式アカウントやLINEヤフー広告を利用する企業の情報をまとめて管理する基盤で、企業(事業者)を管理する単位として「組織」を作ります。組織は1企業ごとに1つ作ることが推奨されています(LINEヤフー for Business:ビジネスマネージャー)。

組織の認証審査は、ビジネス情報の入力、メール認証、1つ以上のアカウントの接続、審査の申請がそろうと始まります。方法は書類による審査と、ビジネス情報による審査の2つで、個人事業主は書類による審査が必須です(ビジネスマネージャー マニュアル:組織の認証審査)。

審査では、組織を作った法人・個人事業主が実在するかと、その法人に所属する従業員が組織の管理者かが確認されます。認証済みになると、法人名や住所などは変更できなくなります(組織の認証審査)。マニュアルには審査にかかる日数が書かれていないため、配信停止日から逆算して早めに申請します。

ビジネスIDは、2025年6月に「Yahoo! JAPAN ビジネスID」と「LINE ビジネスID」が「ビジネスID」に統合されたものです。まだ統合していないIDは2026年10月13日(予定)に自動で統合され、統合するIDを自分で指定する手続きも同じ日に終わります(ビジネスIDへの統合のご案内)。

LINE広告からの移行は、期限の早い順に3段階で確認する

LINE広告からの移行チェックリストは、10月13日(予定)までのビジネスID、10月26日(予定)までの移行と計測、配信停止の後の記録の保存、の3段階に分かれます。項目の内容は公式の案内によるもので、Frameworkが期限の順に並べました。

10月13日(予定)まで:ビジネスID

  1. 移行作業をする人のビジネスIDが統合済みか:LINE ビジネスIDとYahoo! JAPAN ビジネスIDの両方を持っていて、どのIDに統合するかを自分で指定したい場合は、この日より前に手続きします

10月26日(予定)まで:移行と計測

  1. 移行の方法と移行先を決める:移行ツールか手動か(図3)。Yahoo!広告のアカウントがあれば、既存の広告アカウントに移すか、新規アカウントを作るか
  2. ビジネスマネージャーの組織を作り、認証済みにする:LINE広告と、接続しているLINE公式アカウントを同じ組織に接続し、認証審査を申請する
  3. 移行ツールを実行する(または手動で作る):審査で否認された広告と「商品フィードから販売」目的のキャンペーンは移らないため、必要なら作り直す
  4. 計測タグを設置する:グローバルスニペットを全ページに、イベントスニペットを問い合わせ完了・予約完了・購入完了など成果を計測するページに置く(図4)
  5. コンバージョンの設定を作り直す:LINE広告で成果として数えていた行動と、同じものを数えているかを確かめる
  6. 支払い方法と権限を確認する:新規アカウントとして移す場合はクレジットカード情報を移すかどうかを選べる。ログインIDと権限も、移すかどうかを選べる
  7. 広告とLPを現在の掲載基準で確認する:審査基準は、概ねYahoo!広告の掲載基準に基づく方針で統一された
  8. 配信をオンにする:移行ツールで移したキャンペーンは配信オフの状態なので、設定を確かめてからオンにする
  9. 外部ツールとの連携を設定し直す:API連携は移らない

配信停止の後:記録の保存とLINE Tag

  1. LINE広告のレポートと明細を保存する:過去の配信実績は移行先に移らず、2027年3月末頃(予定)の提供終了後はレポートも見られなくなる。移行後の成果と比べられるよう、月別・キャンペーン別の数字を残しておく
  2. 停止後の請求を確認する:費用や明細が後日更新されることがあり、カード決済が配信停止の後に行われることもある
  3. LINE Tagを外す時期を決める:LINE公式アカウントでもLINE Tagを使っている場合は、外すとLINE公式アカウント側の計測も止まるため、計測タグへ切り替えるまで外さない

業態で変わる確認点:問い合わせ型は計測、予約・来店型は配信面、EC型は商品フィード

移行のときに特に確認することは業態で変わり、問い合わせ型は完了ページの計測、予約・来店型は友だち追加の広告の配信面、EC型は移行ツールで移らない「商品フィードから販売」目的のキャンペーンです。

業態特に確認すること理由
問い合わせ型(工務店・リフォーム・士業・BtoB)問い合わせ完了ページのイベントスニペットと、コンバージョンの設定LINE Tagは非対応で、コンバージョンの設定も移らないため
予約・来店型(美容室・整体院・クリニック・飲食店)友だち追加の広告を使う場合は、LINE公式アカウントとの接続、デバイスと配信面、地域の設定2026年6月9日から友だち追加の広告がPCにも配信され、デバイスの設定が「全てのデバイスに配信」だとYahoo! JAPANの各サービスページにも出るため
EC型「商品フィードから販売」目的のキャンペーンの作り直しと、購入のイベント計測この目的のキャンペーンは移行ツールで移らないため

表は、移行ガイドと「友だち追加広告」のPC掲載面配信開始と配信面拡大についての内容を、Frameworkが業態ごとに当てはめたもので、LINEヤフーの推奨ではありません。地域は、特定の地域を指定して配信したり、除外したりできます(ディスプレイ広告(運用型))。

どの業態でも、LINE広告の学習データは移らないため、移行後の配信はその蓄積がない状態から始まります。移行ガイドは、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告では配信実績やオーディエンスの蓄積をもとに最適化が行われると説明しています(移行ガイド)。LINE広告のころの数字と比べるときは、数え方が違うと差の原因が分からないので、まず同じ行動を成果として数えているかを確かめます。何を成果として数えるかの決め方は、コンバージョン計測の設計(問い合わせ・電話・予約を正しく測る)で整理しています。

検索広告(旧Yahoo!広告 検索広告)は名称が変わっただけで移行は不要

Yahoo!広告 検索広告は、名称がLINEヤフー広告 検索広告に変わっただけで、移行は不要です(統合リリース)。2026年4月1日時点では、検索広告のアカウントをLINE公式アカウントやビジネスマネージャーと接続して使える機能はありません(接続についてのヘルプ)。

計測タグを使えるサービスとして2026年4月時点で挙げられているのは、LINE公式アカウント、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告、検索広告(ショッピング)で、検索広告は含まれていません(計測タグについて)。

LINE広告の移行に合わせてほかの媒体と比べ直すときは、広告・SEO(検索エンジン最適化)・MEO(地図検索の対策)・SNSを費用と手間で比べる方法をWeb集客の方法と選び方で整理しています。Googleの検索広告はGoogle広告の始め方とキャンペーンの種類の選び方で、InstagramやFacebookへの広告はMeta広告の始め方(出稿前の準備から配信開始まで)で、始め方を説明しています。

代理店に任せていても移行は必要で、組織の管理者は自社に置く

LINE広告の運用を代理店に任せている場合も、代理店が管理するアカウントを含めて移行が必要です(移行ガイド)。

ビジネスマネージャーの組織は1企業ごとに1つ作ることが推奨されており(ビジネスマネージャー)、認証審査では「その法人に所属する従業員が組織の管理者であるか」が確認されます(組織の認証審査)。この確認内容に合わせると、組織は自社で作り、管理者には自社の従業員を置いたうえで、代理店と作業を分担することになります。

自社で移行する場合の作業は、移行ガイドによると、移行ツールの事前準備(LINE広告と、接続されたLINE公式アカウントを同じ「認証済み」のビジネスマネージャーに接続し、ツールを操作する人はビジネスIDを統合する)、「計測タグ」の設定とコンバージョンの再設定(既存のLINEヤフー広告のアカウントに移す場合は設置済みのタグを使える)、移行後の管理画面での設定確認です(移行ガイド)。

代理店に任せる場合は、移行作業が運用手数料に含まれるのか、初期設定費などとして別にかかるのかを、作業の前に確認します。見積もりを費目に分けて確かめる方法は広告運用代行の費用の仕組みと見積もりの見方にまとめています。Frameworkの運用代行では、開始時にアカウントの権限、過去の実績、コンバージョン計測の状態を確認しています(広告運用代行の支援内容)。

まとめ:配信停止の前にやることの順番

LINE広告を使っている場合は、次の順に管理画面で確かめながら進めます。

  1. 10月13日(予定)の前に、移行作業をする人のビジネスIDが統合済みかを確かめる
  2. ビジネスマネージャーの組織を作り、LINE広告と接続中のLINE公式アカウントを接続して、組織のステータスが「認証済み」になったかを見る
  3. 移行ツールか手動で移したら、計測タグのグローバルスニペットとイベントスニペットを設置し、コンバージョンを作り直す
  4. キャンペーンの設定を確かめてから配信をオンにする(移行ツールで移したキャンペーンは配信オフ)
  5. 10月26日(予定)の配信停止の後、読み取り専用の期間にLINE広告のレポートと明細を保存する

よくある質問

LINE広告で使っていたLINE Tagは、10月26日の配信停止までに外す必要がありますか?
LINE Tagは、LINE公式アカウントでは引き続き使えるタグなので、LINE公式アカウントでも使っている場合に配信停止日に合わせて外すと、LINE公式アカウント側の計測も止まります。LINEヤフー for Businessの「LINE公式アカウントにおける計測タグの提供開始について」は、LINE広告とLINE Tagを共有している場合はLINE Tagも併用するよう案内しています。LINE Tagは将来提供を終える予定ですが、2026年10月10日時点で日程は示されていません。
移行ツールで移したキャンペーンは、移行後すぐに配信されますか?
移行ツールで移したキャンペーンは配信オフの状態で作られるため、移行しただけでは配信されません。LINEヤフー for Businessの移行ガイドのよくある質問によると、広告グループと広告のオン・オフは移行元と同じ設定のまま移ります。計測タグとコンバージョンの設定を確かめてから、キャンペーンをオンにします。
ビジネスマネージャーの認証審査が配信停止日までに終わらないと、どうなりますか?
ビジネスマネージャーの組織が「認証済み」にならないと移行ツールは使えないため、LINEヤフー for Businessの移行ガイドは、準備が難しい場合は手動での移行を検討するよう案内しています。LINEヤフー広告ヘルプ「ビジネスマネージャー・LINE公式アカウントへの接続について」によると、広告アカウントの接続先の組織が未認証や審査中でも広告配信はできますが、オーディエンスリスト連携などビジネスマネージャーの機能は使えません。

出典

  1. LINEヤフー株式会社「LINEヤフー、ディスプレイ広告プラットフォームを統合 新たに「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」の提供を開始(2026年4月2日)」(2026-10-10 確認)
  2. LINEヤフー for Business「「LINEヤフー広告」プラットフォーム統合リリースについて(2026年4月1日)」(2026-10-10 確認)
  3. LINEヤフー for Business「【LINE広告】LINE広告の機能停止および配信終了スケジュールのご案内(2026年9月25日)」(2026-10-10 確認)
  4. LINEヤフー for Business「【LINE広告】新規アカウント作成終了日について(2026年5月27日)」(2026-10-10 確認)
  5. LINEヤフー for Business「【LINE広告】請求先変更の終了日の確定および、新規キャンペーン等の作成終了に関するご案内(2026年7月8日)」(2026-10-10 確認)
  6. LINEヤフー for Business「【LINE広告をご利用中の方へ】LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行ガイド」(2026-10-11 確認)
  7. LINEヤフー for Business「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告 プラットフォーム統合ガイド」(2026-10-10 確認)
  8. LINEヤフー for Business「【重要】ビジネスIDへの統合のご案内(2026年8月19日)」(2026-10-10 確認)
  9. LINEヤフー広告 ヘルプ「計測タグについて」(2026-10-10 確認)
  10. LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントにおける計測タグの提供開始について」(2026-10-10 確認)
  11. LINEヤフー広告 ヘルプ「ビジネスマネージャー・LINE公式アカウントへの接続について」(2026-10-10 確認)
  12. LINEヤフー for Business「ビジネスマネージャー(サービス紹介)」(2026-10-10 確認)
  13. LINEヤフー for Business「ビジネスマネージャー マニュアル:03. 組織の認証審査」(2026-10-10 確認)
  14. LINEヤフー for Business「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)」(2026-10-10 確認)
  15. LINEヤフー for Business「「友だち追加広告」のPC掲載面配信開始と配信面拡大について(2026年6月10日更新)」(2026-10-10 確認)
  16. LINEヤフー for Business「LINEヤフー広告アカウント審査基準・広告掲載基準の統一について」(2026-10-10 確認)

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